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馬三郎25時

見たいのは?勝ちに来た?外国馬

 「食事がおいしい」、「JRAに感謝したい」がお決まりの言葉。これまで競馬場で調整する外国馬を何度か取材してきた。ただ、最近はつまらない。調教を見に来るトレーナーやオーナーも少なくなった。

 エリザベス女王杯には外国馬が2頭出走した。攻め馬手と厩務員が並んだ会見では、質問をしても満足な答えは返ってこなかった。?観光か??と疑いたくなるほど、勝負気配が感じられなかった。「自己負担なのに…」と感じたが、誤解だった。国際競走にもJRAが費用を負担しているという。

 関西広報室にたずねてみた。トレラピッドには馬の輸送費だけを負担し、フェアブリーズには馬の輸送費プラス関係者の宿泊費と飛行機代を負担した。関係者には調教師、オーナー、ジョッキーが含まれ、それぞれにプラス1人を加えることが可能。最大6人分が負担されるというわけ。2頭の扱いがなぜ違うのか?これはレーティングを目安に一応の線引きがされているという。国際招待競走のJC、JCダートはフェアブリーズのケースに滞在費がプラスされた4点セットを必ず負担するものらしい。

 アルカセット(05年ジャパンC=1着)での参戦時、L・デットーリは「まあ、見てろって」と強気な言葉で締めた。豪州最強牝馬マカイビーディーヴァ(05年天皇賞・春=7着)陣営は「本気で勝ちに来た」と自信を見せた。馬券を買って応援しようと思うような胸の躍るコメントを聞くことができた。マカイビーディーヴァの出走した天皇賞は国際競走。?費用は一切負担しません、と伝えたが、それでも来るといったまれなケース?なんだとか。勝負気配が伝わってきたのもうなずける。

 ファンが一番知りたいのは本気度だ。記者もそれを伝えなければならない。ただ、年々低下する馬のレベルと意気込みを思うと首をかしげざるを得ない。トレラピッドは10着、フェアブリーズは16着だった。当初マイルCSに登録のあったナタゴラは回避した。JCダートのカーリンは果たして来日するのだろうか?外国馬が?勝ちに来た?ジャパン・オータムインターナショナルが見たいと切に願う。

(関西デイリー・井上達也)

2008年11月18日