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馬三郎25時

興味深い２頭の対決

　ひと昔前はジャパンＣウイークになると、週中から少しでも外国馬の情報を仕入れようと、スポーツ紙や雑誌を手当たり次第見ていたが、最近はまず馬券に絡むことがなく、一夜漬けでデータを詰め込む作業も無駄になってきた。

　今年来日する３頭も馬券的にはノーマークでいいと思うが、ひとつだけの興味を持ったのが愛国から来日するシメノン（セン６歳）の出走経験で、これまでに障害を８戦も使っている点。くしくも記者が普段から取材を担当しているファイヤー（牡６歳）も、今年の夏までに障害を４戦して平地に戻ってきた異色の存在だけに、「障害馬対決だ。それには負けたくないな」と本田師もかなり意識していた。個人的には障害帰り２頭の対決だけは馬券を抜きにしても興味がある。

　ちなみに、障害レース出走後にＪＲＡの平地Ｇ�気鮴�したのは１９９２年の宝塚記念と有馬記念を制したメジロパーマーだけ。シメノンかファイヤーのどちらかが勝つようなことがあると、それ以来の快挙となるが果たして…。

（栗東厩舎班・堀尾政宏）

2013年11月20日