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新規定で質が向上したセレクションセール

 大盛況だったセレクトセールに続いて、17日には日高軽種馬農協(HBA)主催のセレクションセールが新ひだか町・北海道市場で開催された。

 昨年は2日間開催だったが「“セレクション”と言えないレベルの馬も上場されている」という批判があり、今年は『リザーブ価格が最低500万円以上』という規制を設けた。またHBA総代会で『セレクションセールでは主取手数料1%を設ける』ことが議決され、サマーセールへ向けての様子見的な上場も激減。ハイレベルで白熱したセリ市へと変身した。

 その結果、211頭(牡158頭、牝53頭)の上場で、売却は129頭(牡106頭、牝23頭)、売却率61・1%、売上総額15億8172万円、平均価格1226万円と、昨年を売却率で6ポイント、平均価格では309万円も上回る好成績となった。

 最高価格は「ラフォルトゥナ11」(牡、父キングカメハメハ)で3100万円。兄姉に重賞活躍馬はいないが、母父サンデーサイレンス、祖母父トウショウボーイという血統が評価された。

 昨年のリーディングサイアー・キングカメハメハ産駒は12頭が上場されて10頭が売却。牡馬は9頭中8頭の売却ですべて1200万円以上と高い評価を受けた。一方、すでに“日高のエース”としての評価を不動のものにしているはずのステイゴールドは15頭の上場で売却は9頭。セリ市では小柄な馬体が敬遠されることもあり、やや期待外れの成績となった。

 意外な高評価を見せたのは、2歳新種牡馬のチチカステナンゴで、6頭中5頭が売却され、平均価格は1500万円を超えた。2歳の評判が高いこと、すでに死亡している希少価値が購買意欲を誘ったようだ。逆にシンボリクリスエスは9頭上場で売却は2頭だけ。種牡馬成績が尻すぼみになっている点が嫌われたようで、セリ市のシビアさを見せつけていた。

2012年07月20日