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最高価格馬の初子ヴェルデホが快勝

 今年のセレクトセールでは1億円以上の取引馬が10頭も登場し、相変わらずの“セレクトセール・バブル”を見せ付けた。しかしながら同セールでの歴代1億円以上馬の成績は期待の大きさほどではない。これまでG?を勝ったのは、1億3000万円のマンハッタンカフェ(天皇賞・春、有馬記念、菊花賞)、2億3000万円のアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯2回)、1億7000万円のトーセンジョーダン(天皇賞・秋)の3頭しかいない。

 現3歳が取引された09年当歳、10年1歳セールで、G?を勝ったのは3100万円のディープブリランテ(ダービー)、3400万円のカレンブラックヒル(NHKマイルC)。1億5500万円だったトーセンホマレボシが京都新聞杯を制しているが、他の重賞勝ち馬はストローハット(5600万円)、アイムユアーズ(1650万円)、ジャスタウェイ(1200万円)と低価格馬の活躍も目立っている。歴代最低価格の重賞勝ち馬はアニメイトバイオの700万円、G?勝ち馬はナカヤマフェスタの1000万円だった。

 歴代最高価格は06年当歳セールで6億円で落札されたディナシー(牝、父キングカメハメハ、母トゥザヴィクトリー)だったが、放牧中に落雷に驚きケガをしてしまい、未出走で繁殖入りした。その初産駒ヴェルデホ(牡、父シンボリクリスエス、尾関)が、22日の札幌新馬戦(ダート1700m)でデビュー。2番手から楽に抜け出して初陣を飾った。

 その迫力ある先行力はドバイWCで2着に逃げ粘った祖母によく似ている。まだ調教本数が少ない状況でのデビューだったが、それでもこの強さなら、次走以降はさらに良化が見込まれる。ディナシーが繁殖牝馬として6億円の取引価格に見合う活躍をして「セレクトセールの高馬は損」というイメージを払しょくできるか、注目される。

2012年07月27日