1. TOP
  2. 馬三郎タイムズ
  3. コラム

重賞特集&次情報はお任せ!
馬三郎タイムズと合わせて使えば威力倍増!
今なら14日間無料で使える!→詳しくはコチラ

コラム

プロも愛用する競馬予想ソフト「競馬新聞 デイリー馬三郎」が今なら14日間無料でお試し頂けます!

無料トライアルに申し込む(購入手続きは不要です)/詳しく見る

ふるさと定期便

変革が求められるブリーダーズGC

 生産者団体が賞金負担をするホッカイドウ競馬の名物レース・ブリーダーズGC・Jpn?が一つの転機を迎えている。今年の出走は6頭。このうちJRA勢が5頭で、浦和のトーセンスターンが唯一の地方馬。地元のホッカイドウ競馬はエイシンブイダンスが出走を取り消して、地元馬が1頭もいないダートグレード競走はもちろん初めてのことだった。

 結果はJRA勢5頭のうち人気上位の3頭で決着し、シビルウォーが6馬身差で2連覇を達成。テスタマッタとメイショウタメトモの2着争いこそ半馬身だったが、4、5着はそこから9、6馬身差。馬連130円、馬単220円、3連複170円、3連単440円という払い戻しからも、特異なレースだった。

 地元馬がそろって出走を回避した理由は、全く勝負にならないからだ。24回の歴史の中で地元馬が勝ったのは07年ギルガメッシュだけ。だがこの時は馬インフルエンザの影響で、地方馬だけでの開催だった。当時は旭川2300mで行われていたが、この時の勝ちタイムは2分36秒2。このコースでは計14回開催され、次に勝ちタイムが遅かったのは00年ウイングアローの2分32秒5、最も速かったのは95年ライブリマウントの2分28秒0。3秒7?8秒2も時計が違う。

 ホッカイドウ競馬は、2歳戦こそレベルが高いが、その2歳で優秀な成績を残した馬はほぼJRAや南関東など古馬賞金の高い地区へ移籍してしまう。古馬のトップはJRA500?1000万下条件からの転入馬で占められているのだから、JRAトップクラスが集まるブリーダーズGCで勝負にならないのは仕方がない結果だ。

 10月からはPATで地方馬券が購入できるようになる。特にダートグレード競走は売り上げの目玉にしなくてはいけないレース。2歳戦への条件変更や、実力差がそれほど着差に表れず、頭数も集まりやすいマイル戦への距離変更も考えていくべきだろう。

2012年08月24日