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母が立てなかった樫の舞台が似合うダイワレーヌ

 今年のPOGの中で超目玉の1頭、ダイワスカーレットの初子ダイワレーヌ(牝、松田国)が先週末、栗東に入厩。まだ軽めの調整だが、着々とデビューへ向けて態勢が整いつつある。

 初子ということもあり、デビュー時494キロもあった母よりはやや小柄な450キロ前後だが、筋肉の盛り上がり方は母譲り。牡馬のようなたくましさを感じさせる。馬体重以上に大きく見せ、育成を担当した社台ファームの斉藤孝調教主任は「やはりオーラを感じさせる馬です。素軽いタイプではないので2歳戦向きではないと思いますが、母のように古馬になってさらに強さを発揮する名牝になってくれると信じています」と語っていた。母のデビューも11月。焦る必要は全くないというのが陣営の考え方だ。

 父チチカステナンゴは社台スタリオンS期待の新種牡馬だが、現在のところJRAでの勝ち馬は2頭と、出足は意外なほど目立っていない。馬産地でのデビュー前の評判は、芦毛の産駒が多いこともあり「グレイソヴリン系らしく、マイル以下でスピード、スタミナを兼備したタイプ」という声が多かった。

 だが5代父フォルティノは、代表産駒シービークロスがそうだったように、中長距離を得意にしていた。チチカステナンゴ自身もG?は3歳になってからの2100mのリュパン賞と2400mのパリ大賞だし、欧州での産駒もヴィジョンデタのニエユ賞(2400m)をはじめ重賞制覇はいずれも2000m以上。サオノアはオルフェーヴルのフォワ賞と同日にニエユ賞を制している。やや奥手のスタミナタイプなのかもしれない。

 育成時代からゆっくりと仕上げられたダイワレーヌにとって、母が感冒で出走できなかったオークスこそ、最高の舞台になりそうだ。

2012年09月21日