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新種牡馬ランキングトップを快走するブラックタイド

 新種牡馬ブラックタイドが好調だ。JRAの2歳戦では5頭が勝ち上がり計6勝。テイエムイナズマ(牡、母クラスター)のデイリー杯2歳S制覇もあり、先週終了時点で1億762万円の賞金を獲得している。

 新種牡馬ランキングでは、大本命の2位チチカステナンゴに4000万円以上の差を付けてトップを快走。内国産種牡馬ではフサイチリシャールが4位、メイショウサムソンはまだ未勝利で7位と苦労するなか、2歳リーディングでも11位に付けており、京王杯2歳Sのテイエムイナズマの結果次第では、上位進出を狙える位置にいる。

 好調なのは地方でも同様。地方2歳リーディングでは8位で、新種牡馬ではやはり断トツのトップ。デイジーギャルが川崎・ローレル賞を勝つなど5戦3勝。イワミノキズナは福山2歳優駿2着など7戦3勝と各地で傑出馬を輩出している。

 ブラックタイドは01年セレクトセール当歳で9700万円で取引され、馬体の素晴らしさから「文句なしのダービー候補」(ノーザンF・吉田勝己代表)と評判になっていた。翌年のセレクトセールで小柄だった全弟ディープインパクトに7000万円の価格がついたのも、兄の評判が高かったため。だが屈腱炎の影響もあり重賞はスプリングSの1勝だけ。兄弟の立場は完全に逆転してしまった。

 種牡馬入りは弟のいる社台SSではなくブリーダーズSS。種付け料は弟の20分の1の50万円。この価格なら魅力満点で、初年度から150、143、166頭と交配相手を集めた。ただ繁殖牝馬のレベルは決して高くなく、受胎率でも苦労した。初年度産駒は79頭と種付け頭数の5割強だが、すでに半数以上の42頭がデビューする意外な仕上がりの早さを見せている。

 種牡馬としての潜在能力は弟に見劣らないことが証明され、今後は良血繁殖牝馬との交配も増えそう。POGでも注目の存在となりそうだ。

2012年11月09日