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牡馬は1強、牝馬は混戦ムードのクラシック戦線

 春のクラシックはデータ上、年内に勝ち上がった馬が圧倒的に有利。POG戦線は態勢がほぼ固まってきた。

 牡馬はエピファネイアがリードしているのは衆目の一致するところ。超良血馬だがPOGで圧倒的な人気を誇っていたわけではなかった。馬体は素晴らしかったが、半兄トゥエルフスナイトは1戦1勝で骨折して引退。半姉ヴァイオラは未出走のまま蹄葉炎で死亡。母シーザリオも結局6戦しか走れなかったことから、体質の弱い血統が懸念されていた。また父シンボリクリスエスは一流のサンデー系牝馬と多数交配されていながら目立った結果が出ず、POGファンから見放されつつあり、人気の盲点になっていた。

 だが結果は、丈夫なシンボリクリスエスと配合した牧場サイドの作戦が見事に的中。超良血馬は「配合代わりが狙い目」であることを思い知らされた。

 朝日杯FSを制したロゴタイプは、血統的には注目されていなかったが、社台ファームでの育成時に仕上がりが突出していた。吉田照哉代表の「これは走るよ」という牧場首脳陣のコメントと、「函館デビューを目指す」と入厩時期が明示されていた。情報の精度を見分ければ、指名できない馬ではなかった。

 牝馬は阪神JFを制したローブティサージュが一歩リードした。気性に難のあるウォーエンブレム産駒の取捨は難しく、牧場担当者のコメントも微妙だったが、同馬は産地馬体検査での評価が非常に高かった。一日200頭近い2歳馬が次から次へと登場する産地馬体検査で、動きや馬体が目に止まる馬はそれほど多くない。血統がそれほど目立たないのにピックアップされている馬には要注意だ。

 ローブティサージュと同じ須貝厩舎にはコレクターアイテム、オツウもいる。昨年はゴールドシップ、ジャスタウェイ、アスカクリチャンなどで大ブレークしたように『勢いのある厩舎には有力2歳馬が入厩する』という点も、POGでは忘れてはならない教訓だ。

2013年01月04日