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メイショウサムソンの命運を左右する1カ月

 新種牡馬メイショウサムソンの産駒が待望のJRA初勝利。6日の中山・新馬戦(芝2000m)でイルミナティ(牝、母エヌティミラクル)が逃げ切り勝ちを決めた。追いすがる1番人気スーパーマダムに3/4馬身差をつけてのV。追い詰められながら最後まで抜かさせない勝負根性は父譲りだった。

 メイショウサムソンの初年度産駒は69頭が血統登録されており、これまでにJRA・地方合わせて35頭が出走していた。地方では5頭がデビューして3頭が勝ち上がり、計5勝を挙げていたが、JRAでは30頭がデビューして未勝利。31頭目でようやくの初白星となった。自身も初勝利が3戦目で、年が明けてから強さを発揮し始めただけに、産駒も奥手のステイヤーが多いとは思われていたが、まさか2歳戦でここまで苦労するとは関係者も考えていなかった。

 ステイヤータイプで種牡馬としては成功できなかった名馬は、スピードシンボリ、タニノムーティエ、タケホープ、グリーングラス、スーパークリークなど数多くいるが、それらの馬と大きく違うのは、社台スタリオンSに供用されたこと。種付け料200万円で、初年度から101、111、122、105頭と常に100頭以上と交配され、社台グループの良血牝馬との交配もある程度は確保していた。メジロマックイーンも社台SS供用のなかでは失敗の部類だろうが、2歳戦からそれなりの勝ち星は挙げていたし、何と言っても死後はブルードメアサイアーとして光り輝いている。メイショウサムソンがこの恵まれた環境のなかで2歳時に結果を出せなかったのは、新種牡馬としてはかなり印象が悪いのは確か。POGでも敬遠される存在になってしまうだろう。

 2月に入ればもう種付けシーズンがスタートする。イルミナティの初勝利をきっかけに、この1カ月間でどれだけ勝ち星を積み重ねていくことができるかで、メイショウサムソンの今後の種牡馬人生が大きく左右されることになる。

2013年01月11日