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POG戦略を左右する種牡馬の丈夫さ

 今年はクラシック有力候補の故障が少ないと感じていたが、その矢先に若駒Sを制したオルフェーヴルの全弟リヤンドファミユの骨折が判明した。同時点での兄との成績比較はほぼ互角。クラシックが大いに楽しみだっただけに、あまりにも残念なアクシデントだった。

 POGでも「故障」が最も大きなリスクになっている。以前ならマルゼンスキー、トウショウボーイ、最近ではアグネスタキオンなど、大種牡馬であっても産駒の故障が多いとPOGでは敬遠されることが多い。

 種牡馬ごとの「故障率」は簡単には割り出せないが、昨年のJRA2歳リーディング上位20頭で、産駒1頭当たりの出走回数を調べてみると、1位は4・1回のローエングリン(リーディング14位)だった。出走頭数が10頭と少なかったことも数値が突出した要因だろうが、現役時は大きなけがもなく8歳まで走り、48戦10勝の成績を残した丈夫さは、確実に産駒に受け継がれているようだ。

 これに続いたのが3・8回のアドマイヤマックス(18位)と3・6回のマイネルラヴ(11位=昨年死亡)。ともにビッグレッドファームでけい養(アドマイヤマックスはブリーダーズSSと2年置き)されていることもあり、マイネル・コスモ軍団にその産駒が多い。牧場でのハードな調教を乗り越えていることで、レースでの故障が少ないとも考えられる。

 上位10頭はいずれも出走回数2回台だったが、2・8回以上なのがダイワメジャー(2位)、シンボリクリスエス(5位)、クロフネ(7位)。特にシンボリクリスエスは登録産駒146頭中、JRAで93頭が出走(地方でも4頭が出走)して、最多の262走を記録している。勝ち上がり率は15%とディープインパクト(45%)の3分の1ではあるが、「指名馬のレースをなるべく多く見たい」というPOGファンには適した種牡馬と言えそうだ。

2013年01月25日