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北海道牧場紀行

辻牧場編?Part??

 「一年の計は元旦にあり」とのことわざがあるが、競馬ファンには「一年の計は金杯にあり」と言い換えられている。その金杯、今年はJRAプレミアムの対象レースだったこともあり、例年以上の盛り上がりを見せた。中山金杯には4歳馬から10歳馬まで幅広い年代の馬が出走。制したのは、ディープインパクトと同世代にあたるアドマイヤフジ(牡6、父アドマイヤベガ)だった。

 3歳時はそのディープインパクトの前にクラシックタイトルこそ縁がなかったが、4歳時には日経新春杯で重賞を初制覇。この中山金杯はその時以来の勝利であり、また重賞2勝目ともなった。

 母のアドマイヤラピスは古馬となってから本格化し、5歳時には3勝の成績を残している。その時の母と同年齢になったアドマイヤフジも、この中山金杯をきっかけに本格化を迎えるのではないだろうか。

 アドマイヤフジの1つ年上に当たるアドマイヤホープ(牡7、父フォーティナイナー)も交流G?の全日本2歳優駿を含む6勝(障害2勝)を挙げている。現役時に7勝と優秀な競走成績を残したアドマイヤラピスだが、繁殖牝馬としても優れた産駒成績を残している。

 昨年、浦河町の辻牧場に誕生した産駒は、アドマイヤフジと同じく、父も「アドマイヤ」の冠名を持つ。アドマイヤラピスの07(牡、3月3日生まれ、父アドマイヤマックス)は、その異父兄の当歳時の姿をほうふつさせるほどの好馬体を持つ。

 「馬体も申し分ありませんし、脚元もすっきりしています。気の強い面もありますが、人に対しては従順ですね」とは辻牧場中期育成スタッフの言葉である。思えば父のアドマイヤマックスも6歳時にG?を優勝した馬。アドマイヤラピスの07にはクラシックだけでなく、古馬となってからの息の長い活躍も期待できそうだ。

2008年01月19日