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スプリングS・追い切り情報(1)アルフレード

スプリングS・追い切り情報(1)アルフレード
松岡を背に美浦Wで豪快な動きを披露したアルフレード

 前哨戦仕様でもVへの自信がみなぎる。豪快な動きで4馬身先着を決めた2歳王者アルフレードが、無傷の4連勝で本番へ向かう。

 美浦Wでエチゴイチエ(4歳1600万下)の直後を追走。道中でかわし去りそうなほど抜群の行きっぷりを見せながら、軽快にラップを刻んでいく。直線で鞍上の松岡が手綱を放した瞬間、一気に突き抜けて6F80秒3-38秒5-13秒1。ムチの飛ぶ意欲的な内容で力強く抜け出し、最終リハを終えた。

 4週連続で追い切りに騎乗した松岡は仕上がりについて次のように話す。「先週よりも今週の方が硬さは取れていい感じ。気持ちが乗っていて、心臓もできていますよ。本当の完調は使った後だけど、皐月賞を100%に持っていきたい」。若干の余裕残しは事実。それでも「まあ今の状態でも十分やれるでしょう」とVへの自信をちらつかせた。

 手塚師もニュアンスは松岡と同様だ。「時計は予定より速いけど、一度しっかりやりたかったからいいんじゃないかな。使った後はもっと良くなりそう。筋肉の張りを見るとまだ完成もしていないしね。これだけの馬でクラシックに行けるのは楽しみ。ここも正攻法の競馬を」と能力への揺るぎない信頼を口にした。「負けたら僕のせい。そういう馬に乗せてもらっている」と松岡はきっぱり。絶対的主役不在の牡馬クラシック戦線の混戦模様を2歳王者が断つ。

2012年03月15日