印	馬番	馬名
◎	9	ムスコローソ
○	2	グランドボヌール
▲	10	ナイトバナレット
×	5	デスティニーソング
☆	1	ウィンドライジズ
△	7	チトニア

うっぷん晴らすムスコローソ

　アパパネの三冠がかかった10年秋華賞の前日、管理する国枝師はいつも通りぐっすり眠ったという。最近お気に入りのミュージシャンは米津玄師。中でも「Ｌｅｍｏｎ」が好きらしい。これらのエピソードからフラットで、新しいものを積極的に受け入れる人柄がうかがい知れる。アーモンドアイの最終追いを、直前で坂路に切り替えたことも柔軟性が成せる業。厩舎２頭目の牝馬三冠達成へ、一点の曇りもない。
　今回で４走続けて推奨することになる◎ムスコローソ。３走前は直線で追いだしを待たされる不利があり、前々走はレース中に鼻出血を発症。そして前走はスタート直後に２度ぶつけられたうえ、内枠だったため外へ持ち出すまでに苦労した。最後の脚は際立っていただけに、もし外枠を引いてスムーズに運べていれば突き抜けていたかもしれない。近３走はとにかく運がなかった。東京の千四はベストで、ケイコの動きも抜群。うっぷんを晴らす。