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雨を味方にひと波乱！アーヴィンド

　金曜から降る雨の影響は避けられない情勢。人気を一手に集めるディープ産駒の中には道悪をこなしている馬もいるが、決してベストの設定ではないはず。振り回す価値はある。
　◎アーヴィンドの一発がないか。活躍馬を続々と送り出す新種牡馬キズナの産駒。その父ディープとは少し傾向が違ってパワー兼備の馬も多い印象。先週はフラワーＣ（レース上がり36秒９）をアブレイズが制し、ダート重賞を勝っているキメラヴェリテが若葉Ｓで皐月賞の権利を獲得した。当馬も砂の舞台で勝ち上がったように馬力があり、母の父ザフォニックという血統構成も考えると道悪を追い風にできそう。兄プレイズエターナルは５勝挙げたオープン馬。母系のレベルも上々だ。首差での勝利だった新馬戦は数字的なインパクトこそひと息でも、腹回りに余裕がある仕上げ、残り１Ｆまで追いだしを待つ余裕など、見るべきところは多かった。伏兵の粘り込みを期待する。