印	馬番	馬名
◎	9	ダノンデサイル
○	3	ジャスティンパレス
▲	5	レガレイラ
×	4	ミュージアムマイル
☆	6	メイショウタバル
△	16	タスティエーラ

対応力で上回る◎ダノンデサイル

　今年の有馬記念は展開が面白い。逃げはミステリーウェイ。ポイントはその後ろの武豊☆メイショウタバル。前を放って天皇賞・秋よろしくスローペースなら、そこは中山２５００ｍ。松本の大金星も夢ではない。ただ、一団を引き連れてのスローでは、決め手のある馬にまず食われてしまう。『肉を切らして骨を断つ』が本懐のＭタバル。いずれにせよ他陣営はこの馬のペースに身を委ねることになる。体内時計が正確な武豊がどのペースで行くのか、馬券検討をすることが楽しい御仁にはいい時間つぶしになるはずだ。
　◎ダノンデサイルの長所は流れに身を任せられる精神の安定感。レースで力むことがなく、終始リラックスしている。乗りやすくてスタートも速く、▲レガレイラとの比較では明らかに折り合いに不安がない。ジャパンＣから１カ月の間隔。この馬には珍しく抑えた攻め過程にも好感が持て、心身ともに前回以上の態勢が整っている。