印	馬番	馬名
◎	12	スペースシップ
○	2	フルールエトワール
▲	6	トーセンアーリー
×	11	スレプトン
☆	16	トーヨースターオー
△	8	アドマイヤグルス
△	10	ショウナンバトラー
△	18	クロスセル

ガラッと変わるスペースシップ

　国枝厩舎の今年の２歳世代は、新馬戦の成績がひと息でも２戦目にガラッと変わることが多い。その光景は、初戦では過度にプレッシャーをかけず、徐々にエンジンをかけて行く方法論で続々とオープン馬を誕生させていった、岡部騎手が現役の頃の藤沢和厩舎と重なるものがある。「どう始まるかよりも、どう終わるかが重要」とはＤｅＮＡのラミレス監督の口癖だが、悲観のダービー制覇に向け、名将が勝負手を打っていると考えるのは深読みだろうか。そしてまた変身しそうな馬が一頭。それが◎スペースシップ。約１カ月にわたって併せ馬でじっくり乗り込み、先週は古馬３勝クラスと互角以上に渡り合い、今週は終始抜群の手応えで外２頭に合わせる余裕の走り。北海道で調整された初戦との比較はできないが、少なく見積もっても、未勝利はあっさり勝てるレベル。インをロスなく立ち回れるレースセンスの高さも、中山では大きな武器となる。