印	馬番	馬名
◎	5	ショーマンフリート
○	1	エコロレイズ
▲	4	セイロンジェムズ
×	3	ヤマニンアドホック

大器が反発するショーマンフリート

　手塚師がメディアに向けて発信するコメントは、率直かつ的確。そんな師が、共同通信杯前◎ショーマンフリートについて、「切れるというよりは、長くいい脚を使うタイプ」と答えていた。恐らくレースでは前々で運んで、押し切るイメージだったのだろう。ところが、その前走はスタート直後に他馬に前に入られてブレーキ。そして２角でも挟まれてまたブレーキ…。結果的に超スローペースのなか、後方から終始外々を回らされる、最悪の形になってしまった。経験の浅い若駒が、序盤で大きくリズムを崩されたことを加味すれば、１秒６差のしんがり負けでも大目に見たい。今回は自己条件でさらに１Ｆ延長して再出発。メンバー構成、１角までたっぷり距離のあるコース形態を考えると、今度こそすんなり好位が取れるはずで、ラスト１Ｆを10秒９でまとめた初戦の内容から、中山の急坂も大歓迎。中間の気配も良く、大器が待望の２勝目を挙げる。