次走狙い馬

サクラトゥジュール（2022/12/18中山11R・ディセンバーS・2着）

　スタートから控えて後方を追走。かなり行きたがるそぶりを見せていたが、鞍上が何とかなだめて運んでいた。直線は馬群に突っ込んで行く形で、なかなかばらけずほとんど一杯に追えないままフィニッシュ。スムーズさを欠くなかで２着に追い込み、能力の高さを示した。田辺は「前走が行かせて味がなかったので、ためる競馬をしようと思っていました。後方集団はペースが遅かったですし、直線は追いだしを待たされることになりましたが、狭いところを割ってよく伸びてくれました」と振り返る。もともと素質を評価されていたが、折り合いに課題があり、出世が遅れていた。相変わらず気難しいが、かみ合えばオープンでもやれることを証明してみせた。当てにしづらいタイプだが、次走以降も要注目。

2022年12月20日