「ドバイワールドC・GI」が26日(日本時間27日)、UAEドバイのメイダン競馬場で14頭が出走して争われ、ヴィクトワールピサが日本馬初の優勝を成し遂げた。最後方から向上面の手前で逃げたトランセンドに並びかける大胆騎乗。併せ馬の形で直線へ向くとゴールまで2頭のデットヒートが続いたが、頭差抜け出して1着600万ドル(約4億8000万円)という世界最高賞金レースを射止めた。勝ち時計は2分05秒94。ブエナビスタは見せ場なく8着に敗れた。

　馬上でインタビューを受けたデムーロは「レース前は日本のために祈っていた。まさか勝てるとは」と涙。角居調教師は「日本のみんなを元気にさせてくれるレースだった」と感無量の表情を浮かべていた。

2011年03月28日