馬三郎25時

石堂道生

やはり縁は大事にしなければ・・・

　先週の日曜日、インタビューの仕事を終えて記者席に戻ろうとした時、星野厩舎の星野助手と話をする機会があった。話題はやはり新潟記念に出走するヤマニンアラバスタ。

　アラバスタは２年前の覇者であるが、この時同馬がずっと新潟競馬場に滞在していた。初めて筆者が出張したのが、ちょうどその時で個人的にかなり思い入れが大きく妙な縁を感じていた。昨年も滞在していたが、結果は５着。その後脚部不安を発症し、坂路中心の調整のため、今年の滞在はなかったが、それでいて３年連続の出走は立派。一叩きされて良くはなっているとはいえ、やはり休養が長かった分、どうかなぁ…と正直見ていた。だが数時間後、自分の見る目のなさに思い知らされる。見せ場十分の３着。直線のロスがなければ２着はあっただろうか。秋の完全復活が今から楽しみだ。

　肝心の馬券はユメノシルシとアドマイヤモナークの２頭軸で買っていたため、あえなく撃沈。やはり縁は大事にしなければ…と痛感した日になった。
（美浦想定班　石堂　道生）

2007年09月02日