馬三郎25時

石渡重伸

イングヴェイの?速さ?に注目！

　先日、１頭の２歳馬がゲートから11秒７?11秒９?12秒５という軽快なラップを刻んだ。なかなかスピードの乗りがいい馬だなと思い、ゼッケン表に目をやると?イングヴェイ?という馬名だった。
　真っ先に思い浮かんだのは、80年代を代表するギタリスト『イングヴェイ・Ｊ・マルムスティーン』。他を寄せ付けぬピッキングの速さで一世を風靡したギタリストだ。小学５年生だった筆者も、そのテクニックにほんろうされたものだ。
　イングヴェイの速弾きをほうふつさせるようなダッシュ力を見せたイングヴェイ。気性面の難しさが残っているところも似ている。馬名の由来を見ると「父の父エンドスウィープから、スウィープピッキングを得意とする速弾きギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンを連想」とあった。８日の土曜・中山５Ｒ（芝１２００ｍ）でデビューする予定だが、レースでその?速さ?を発揮できるか注目だ。
（美浦時計班・石渡重伸）

2007年09月05日