馬三郎25時

坂本卓也

久保田厩舎初Ｇ?は『ワイルド』と『ドラゴン』さてどっち？

　朝夕だいぶ涼しくなってきたと思っていた矢先、先週は台風９号が首都圏を直撃。競馬中止以降は出馬表の発表時間変更など、仕事上のタイムスケジュールは狂いっ放し。だが、馬インフルエンザ感染防止のため、禁止されていた牧場からトレセンへの入退厩が、限定的とはいえ開始された。待ってましたと、秋の主役たちが続々と帰厩している。
　そんな中、今一番の関心事は、ワイルドワンダーとドラゴンファイヤーによるＪＣダートでの同門対決だ。実現するのは来年だと思っていたが、ドラゴンファイヤーのダービーグランプリ出走が不可能になったため、１年早い実現となりそうだ。　ドラゴンファイヤーは先週、オークランドＲＣＴを松岡で快勝したが、当初は岩田が乗る予定だった。騎乗停止で実現しなかったので、ワイルドワンダーとの乗り味の違いや将来性を聞けなくなったが、逆に「どっちが強いのか？」という期待は膨らむばかりだ。
　そこで久保田師に聞くと「完成度から今年はワイルドワンダーかな。ただ、ワンダーは二千百で持ち前の切れ味が発揮できるかがポイントになる。自在性という点ではドラゴンファイヤーに分がある思うけど…。どちらが勝つにしろ、いい勝負になると思うよ」と力が入っていた。厩舎に初のＧ?タイトルをもたらすとしたら、さてどっちだろう？
　（想定班・坂本卓也）

2007年09月14日