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好調の波に乗り菊制したアサクサキングス
波に乗るというのは、簡単なようで難しい。以前にプロのサーファーを目指していた友人から、話を聞かせてもらったことがある。サーフィンの大会というのは結局のところ、いい波をつかまえた選手が圧倒的に有利になるそうだ。そこで、友人はパドリングの技術を磨いたのだとか。パドリングとは、サーフィンの板に寝そべって、水を手でかいて沖へ進む技術。これが速ければ、他人よりもいい波をつかまえられるというわけだ。そういうわけで友人はパドリングを徹底的に練習。その結果、ろっ骨を疲労骨折したという笑い話をしてくれた。
今年のダービー前日、自分は東京競馬場の厩舎地区にいた。晴れ舞台に出走する関西馬が、栗東から続々と到着。その中にはアサクサキングスもいた。当時は、きさらぎ賞を制したが、皐月賞7着、NHKマイルC11着と、敗戦続きでのダービー挑戦だった。
安定しない成績の波。好不調の波をうまく把握できれば、もっと強くなるはず。そのときの取材で、キングスを担当する寺島助手とそんな話をした。なぜなら、個人的に2歳戦でもっとも高く評価していた馬だったからである。ラジオNIKKEI杯2歳S出走時にはコラムの予想原稿として?この舞台でさえ通過点か?と書いたほどだった。
あれから5カ月、キングスは菊花賞を制した。レース翌日に厩舎を訪ねると「いいときにレースへ持っていけるようになった。僕もそれが分かるようになってきた」と胸を張る寺島助手がいた。つかみ切れなかった好不調の波。その波を把握できたことが戴冠へつながった。もちろん、そこには寺島助手を始め、陣営の苦労があったことだろう。
2歳時に、もっとも高く評価していた馬の菊花賞制覇。自分の目が正しかったことに納得しながら、不思議と冒頭のサーフィンの波の話を思い出した。
(関西デイリー・岡 浩司)
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