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馬三郎25時

安藤浩貴

もう1度、アラブ競走を見てみたい…

 先日、某競馬週刊誌にアングロアラブについての記事が載っていた。その記事によると、61年にアングロアラブ市場を開設してから06年までの46年間で2万1362頭を取引していたが、アラブ競走の廃止などで年々生産頭数が減少し、今年はなんと上場馬がゼロになったという。さらに日高での生産頭数もゼロと、何とも寂しい話だった。

 僕がこの世界に入った20年前は、まだアラブ競走は全盛期だった。イソナンブ、ファストセンプー、ローゼンホーマー、フィニッシュライン、マルシンヴィラーゴなど、一時代を築いた名馬が間近にいた。特にマルシンヴィラーゴは、2歳時に北海道代表として川崎の全日本アラブ争覇に出走し、持ったままで同年の全日本3歳優駿を1秒以上も上回る好時計で圧勝した名馬。「この馬なら、中央のサラブレッド相手に勝てるのでは」とアラブファンは盛り上がったのを記憶している。

 地方競馬の衰退は、アラブ競走が廃止になってから急速に加速していったように感じる。昔、アラブの生産者は「世界で一番強いのは日本のアングロアラブ」と自慢していた。それが今では…。もう復活はないのは分かっているが、もう1度、アラブ競走を見てみたい。

(栗東時計班・安藤浩貴)

2007年11月14日

著者紹介

安藤浩貴

安藤浩貴

北海道出身、1968年10月26日生まれ(生年月日は井森美幸と一緒)。栗東時計班。趣味はキャバクラ通いで特技は無駄使いだが、馬券は堅実派。当たると思う馬券しか買わない。血液型O。