馬三郎25時

吉家誠

最高を求めれば、騙されてもやめられない

また騙された…　

　先週CDショップに行き、適当に洋楽でかっこいいジャケットのCDを見つけて、内容は一切分からない状態で買った。いわゆる『ジャケ買い』だ。中学時代からたまにやるが、８?９割くらいの確率で内容はよくない。でも残りの1?２割に、最高のが音楽があるからやめられない。残念ながら今回は８?９割の方だった。
　馬券でもそれに似た買い方をたまにやる。『外国馬買い』だ。本当に強いのか、日本の馬場が合っているのかもわからずに、とりあえず外国馬のボックス買いをする。こちらも、かなりの確率でハズレを引かされるのだが、たまにすごい配当になるから、いつも買ってしまう。
　かつて、ジョン・レノンは言った「想像してごらん」と。ボクも『ジャケ買い』のとき、『外国馬買い』のとき、聴いたことのない音楽に出会えるかも、見たことのない配当が当たるかもと、常に想像しながら購入している。
　もちろん、ジャパンＣでもやったが…結果はペイパルブルの7着が最高着順。かすりもせず終了した。
　でもこの作戦はやめられない、最高の馬券が当たることを想像すると。

（編集部・吉家誠）

2007年11月26日