馬三郎25時

梶尊佳

永遠に競馬と関わりを持っていければ幸せ

　先日、勝ち祝いならぬ『３着祝い』に招待された。アルゼンチン共和国杯で３着に入ったリキアイサイレンスのＨ厩務員が主催したもので、気心の知れた仲間の集まりとあってワイワイ、ガヤガヤと会話も弾む。当然のことだが、競馬談議に花が咲き?楽しいシーン?の連続だった。

　隣には病気で競馬界から離れた元厩務員のＫがいた。その彼とは20年以上の付き合いだが、今でも栗東トレセンのことに精通しており?情報通?で知られている。不自由な身体だが元気いっぱいで、競走馬に例えて「サンデーサイレンス」とも言われている。

　さらにこの席には居なかったが、小生が日刊紙の競馬記者として駆け出しのころから身内同然の付き合いをしているＮも奮闘中。そのＮも３年前の函館競馬場での調教後、Ｋと同じ病で倒れ戦線離脱した身。だが、友人の後押しで某紙に予想コラムを執筆。東西の幅広い人脈を生かし「精度の高い情報を」と取材活動に励んでいる。

　そんな彼らに負けることなく、永遠に競馬と関わりを持ちたい。?楽しいシーン?の連続を求めて行ければ幸せだが…。ちなみに３着祝いをした場所は栗東トレセン近くにある焼き肉屋「ヂャングン」。味は抜群なのでぜひ一度、寄ってみてはー。

（栗東想定班・梶　尊佳）

2007年11月29日