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馬三郎25時

加藤剛史

今年中の最大目標は、ポリ調教攻略

 美浦の冬が大嫌いである。今年もとうとうこの季節がやってきてしまった。初めは本当に関東地方なのかと思ったくらい、(美浦にきた頃、車のフロントガラスが凍り付いている様子を見て衝撃を受けた)とにかく寒い。早起きだけが取り柄の競馬記者も、この季節だけは温い布団と毎朝格闘することになっている。
 寒くなるとやっかいなのがウッドや芝、ダートコースに降りる霜である。ハロー車で馬場をならしても朝一番は下が硬く、不思議とこの時期調教中に故障する馬が多い気が…。
 そんなときこそ頼りになるのが、美浦トレセンに誕生したニューポリトラックだろう。(今さら古い話題ですが、我々調教班はただ4時間座って馬を見ているだけでほかに話題がないもので)完成から3週間、多くの厩舎が調教に取り入れているように、評判は申し分なし。
 時計はどうなのかな?と調教師に聞かれても正直基準が分からないのが唯一の難点で…。ポリ調教攻略が、今年中の最大目標だ。

(美浦時計班・加藤剛史)

2007年12月02日

著者紹介

加藤剛史

加藤剛史

1975年12月27日、埼玉県出身。美浦時計班。浦和競馬のきゅう舎隣りで幼少時代を過ごし、今も目の前には当たり前のように馬がいる。他人の知らないお宝馬を探し、馬券を仕留めることが唯一の生きがい。血液型A。