馬三郎25時

堀尾政宏

年末のイベント資金はドラゴンウェルズで

　馬インフルエンザ騒動に揺れた今年の中央競馬も、いよいよ次週はラストの有馬記念ウィーク。ディープ一色だった昨年ほどの華やかさこそないが、３歳牝馬としては初めてファン投票１位で選ばれたウオッカの参戦や、ダイワの兄妹対決など、メンバーの質は昨年以上と見ている。

　それに、競馬記者としてうれしいことがもうひとつ。それは、今年の有馬記念の日程だ。仕事柄、長期の休みが取れないので、23日で開催が終わるとういうことは、年末休みが長くなるということ（ちなみに来年は28日が有馬記念なので、ほとんど年末休みがない…）。

　この世界に身を投じてからというもの、クリスマスや年末年始を好きな女や学生時代の友人とゆっくり過ごした記憶がないだけに、こんなチャンスを逃しては『結婚できない男たち』のレッテルを覆すことはできなくなる。つまり、今日を含めて残り３日間の競馬は、暮れのデートプランや宿泊先のランクがかかった、いつも以上に負けられない戦いなのである。

　とういうわけで、暮れの３番勝負・第１弾は阪神Ｃのドラゴンウェルズ。心配材料は除外だけだったが、賞金上位馬の回避で滑り込みセーフ。先週のゴスホークケンを持ち出すまでもなく、このパターンでの激走は競馬界の常識。皆さんも一緒にいい年末を迎えましょう。

（栗東想定班・堀尾政宏）

2007年12月15日