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馬三郎25時

来春を盛り上げるリトルアマポーラの尻っぽに注目!

 有馬記念が行われた23日は阪神競馬場で取材。大勢の記者が中山競馬場へ出張していたため、日刊紙記者席はのんびりとしたムードが漂っていた。だが、ビッグレースの裏とはいえ、阪神競馬も迫力は十分。手に汗握る、熱戦が繰り広げられていた。

 私の中で、この日は特に注目しているレースがあった。阪神6Rの2歳500万下。平場ながらも「重賞にしてもいいのでは?」と思えるほど、好メンバーがそろっていた。重賞で1番人気に支持された経験を持つエイブルベガとマリエンベルク、重賞5着のミッキーチアフル…ここでの勝利は非常に価値がある。

 芝外回りのマイル、馬場状態は重。大外から目の覚めるような末脚を披露し、このレースを制したのは、8番人気の伏兵リトルアマポーラだった。新馬戦の勝ち時計が平凡だけに低評価も仕方のないところだが、2戦目で時計を3秒5も短縮したのは立派。無傷の2連勝で、堂々と桜花賞候補へ名乗りを上げた。

 実力はもちろんだが、ぜひ注目してもらいたいのが、この馬の“尾っぽ”だ。デビュー戦から少し気にはなっていたが、2戦目はもっとすごかった。パドックなどで馬がボロをする場面を見た人は多いと思うが、この馬の尾っぽは常にそのときの状態。まるでアンテナを立てているかのようにピンと尾を真上に上げながら、芝のマイルを全力疾走で駆け抜けるのだ。

 正直、こんな馬は今までに見たことがない。それでいて“強い”競馬を見せるのが、スター性のあるところ。「重馬場で上がり3F34秒3!桜花賞に行けるかな。尾っぽ?トレードマークになりそうやね」と影山助手も期待大。来春はアグネスタキオン産駒の個性派が、3歳牝馬戦線を盛り上げてくれそうだ。

(関西デイリー・松浦孝司)

※馬三郎25時は07年12月26日から08年1月1日までお休みします。

2007年12月25日