馬三郎25時

森田真司

『馬券でもうける』という願いならかないそう！？

　くしくも昨年と同じく、年明け一発目の『トレセン25時』の担当となった。その時は「彼女ができますように」と勝手なお願いしたのだが、何とびっくり、本当にかなってしまった。当コラムにこんな御利益があるのなら、今年もお願いしてしまおうではないか。

　「ベンツに乗りたい」「超高級牛ステーキが食べたい」「ロレックスがほしい」「有名人と友達になりたい」…。

　これだけ言えば、どれかはかなうかもしれない。はぁ、自分で言っていてむなしい。まずは現実を見つめなければ。やはり競馬記者たるもの、馬券でもうけてこそだ。

　というわけで、昨年11週連続勝利の大記録を打ち立てた中村師に、運をわけてもらうという意味も込めて?カネになる馬情報?を教えてもらうことにした。しかし、返ってきたのは「あれで完全に運を使い果たしたかも。勝てたはずのレースを落としたり、使いたいレースを除外されたり、ついてないよ」とクラシック候補・サダムイダテンを管理する調教師とは思えない、とてもネガティブなコメント。でも、そんな中にも「サマーサクセス（京都２Ｒに出走）がいい。気合が乗ってきたし、前走以上は確実だよ」というキラリと光る貴重なひと言があった。これは是が非でも買わなければいけない。

　「馬券でもうける」　

　この願いなら簡単に（？）かないそうな気がする。

（栗東想定班・森田真司）

2008年01月05日