馬三郎25時

武山修司

東西で行われた正月の風物詩である金杯

　「一年の計は金杯にあり」と言われるほど馬券ファンにとっては大事なレースだが、今年は違う意味でも注目を集めたレースとなった。
　ＪＲＡプレミアムと称された、通常の払戻金に売り上げの約５％が上乗せされるというこの企画。馬券ファンが待ち望んでいた事実上の控除率引き下げが、レース限定とはいえ実施されたのだ。
　今年の中山金杯を例にとると、単勝で３０円、馬連で１００円、３連単で４６２０円が配当に上乗せ。
（ＪＲＡプレミアムの結果詳細はこちら http://www.jra.go.jp/news/200801/pp10.html ）
　数字にするとたいしたことがないようにも見えるが、馬連なら元金分は増えることになるのだからたいしたもの。毎週馬券を買う立場としては大変ありがたいことだ。
　残りの対象レースは日本ダービーと有馬記念当日の開催３場特別レースの計１２レース。
　今年の「プレミアム」は試験的な意味合いを含んでレース数がかなり絞られているが、これが「レギュラー」化すればこれほどのファンサービスはない。
　残りの「プレミアム」と来年以降のこの企画の動向からは目が離せない。

（美浦想定班・武山修司）

2008年01月06日