馬三郎25時

妹尾和也

『馬券力ＵＰ』へ新種牡馬を猛勉強

　昨年は競馬の厳しさと、己の甘さを改めて痛感。自分を見つめ直すため、貴重な年末の休暇ものんべんだらりと過ごさず、競馬の勉強にいそしみました。復習した５科目のうちの１つ『07年デビュー新種牡馬の傾向』について、簡単に紹介します。


★『２着付けがおいしい』シンボリクリスエス

全成績〈18・29・20・111〉（２歳リーディング３位）
勝率10.１％　単勝回収率49％
・決め手に欠ける産駒が多く、上がりの速いレースはやや苦手。２着の多さもそれを証明している。サンプル数は少ないが、ダートの方が勝率、単勝回収率ともに良く、砂適性はまずまず。

★『芝向き』アグネスデジタル
全成績〈13・13・9・92〉　芝11勝　ダート２勝　（同６位）
勝率10.２％　単勝回収率80％
・ダート1200ｍでレコード勝ちを決めた馬もいるが、全体的な傾向は断然芝向き。阪神コースとの相性抜群。

★『馬券妙味あり』ファルブラヴ
全成績〈14・８・10・48〉　芝12勝　ダート２勝　（同９位）
勝率17.５％　単勝回収率107％
・単勝回収率が100％を超えているように、馬券妙味のある種牡馬。勝率・複勝率もかなり優秀。ただ中山は〈０・１・０・12〉とイマイチ。

　血統から「ダート向き」「東京向き」「勝負弱い」などの特性を読み取れれば、『馬券力50％ＵＰ』は間違いなし。特にキャリアが浅く、適性がはっきりつかめない２、３歳戦での効果は絶大です。
　と分かったようなことを書きましたが、『予想』より、『直感』より『熱くならないこと』が一番大事。昨年、年間合計●００万円馬券を購入して身にしみました。肝に銘じて一年間、慎重かつ大胆な馬券生活を送りたいと思います…。

（編集部・妹尾和也）

2008年01月07日