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馬三郎25時

予想的中へ“コメント”と“不利”は要チェック!

 競馬記者になり1年。馬の知識が増える一方、取材のなかで常に感じることがあった。それは乗り手と書き手における感覚の差。果たして、騎手の感覚はどのようなものなのか。こればかりは、いくら美浦トレセンに通い詰めても理解しづらい。年末、横山典騎手にレクチャーして頂いたので、せっかくだから読者に紹介したい。予想のうえでも役立つことはあると思う。

 最も分かりやすい例えは車。「F1車と普通の車」と同騎手は話したが、乗り心地という点で、これほどの違いらしい。タイムや外からの動きの何倍もよしあしがある。もし外観が同じだった場合、通りゆく車を見て軽自動車と最上級のベンツとの区別が簡単につくのだろうか。おそらく分からない。しかし、実際に乗れば一発で分かるだろう。

 「若いうちは、たまにベンツ乗ると“走る”って思っちゃう。でも、それで走らなかったり。経験して年を重ねると、簡単に走るとはコメントできなくなるよね」。ちなみに以前、同騎手がのちにクラシックを沸かした2歳馬に1回ピンチヒッターで騎乗したときに、「スゲエ馬だなって思ったんだよ。オレだったら、クラシックを全部乗せてくれって言うくらい。でも、ユタカ(武豊)に聞いたら“まあまあかな”って。アイツ、いい馬に乗り過ぎ(笑)」。つまり騎手のジャッジにも差があって当然。毎日ベンツに乗っている騎手と、若手騎手の絶賛コメントは別物ととらえたい。

 騎手間でよく使う“危ない馬”は「高速道路で、いきなりウインカーなしで横に入ってくるようなもの。怖いっしょ」とのこと。そんなことをやられちゃ、立て直すのは難しい。“コメント”と“不利”は、より深くチェックしつつ、08年の予想的中へつなげたい。

(関東デイリー・豊島俊介)

2008年01月08日