馬三郎25時

森岡健一郎

お手伝いで時計班のすごさと自分の適性を再認識

　今週から城谷記者が小倉出張のため、人手不足となっている時計班のお手伝い（これは想定班も同じなのだが…）をしている。

　とは言っても、ストップウォッチを片手にタイムを採るのではなく、追い切った馬のゼッケンを読むごく単純な作業。でもこれが、意外と難しい。単走なら朝メシ前だが、併せ馬が連続で目の前を通った時には、さぁ大変。特に調教開始後は追い切りがかなり集中するため、乗り手はもちろんのこと、ゼッケンを控えるのですらままならず、朝からパニック状態に陥っている。

　そんな忙しい時間帯でも、手応え、動きの善し悪しを瞬時に見極める時計班の仕事ぶりは、まさに?職人技?だ。人当たりの良さだけで32年間生きてきた当方にとって、集中力を要求される時計班より、人と人とのつながりが大事な想定班の方が、どうやらお似合いのようである。

（栗東想定班・森岡健一郎）

2008年01月17日