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馬三郎25時

打倒ヴァーミリアン…川崎記念はルージュに注目

 冬本番。先週木曜には美浦トレセンにも雪が積もりました。芝の育成が悪いこの時季は、競馬もほとんどが砂のレース。最近、ダート戦の面白さに目覚めた私としてはそれも歓迎です。

 緑のターフをサラブレッドがしなやかに走る姿こそが美しいと、以前は思っていました。でも“ゴッツイ”体をした馬が、砂まみれになりながら力いっぱい走る姿にも違った美しさを感じるようになりました。

 昨夏の函館出張時のこと。厩舎取材の途中で、昔から顔なじみの栗東関係者に声をかけられました。「この馬、応援してや。めっちゃ良くなってきてるから」。そのとき、中西調教厩務員が引っ張っていたのがフィールドルージュ。その週のマリーンSを勝ち、秋はJCダート2着、名古屋GP勝利と好走しました。

 中西さんと言えば解散した二分厩舎時代に、慢性的な脚部不安を抱えていたツルマルツヨシを支え、99年朝日CCや京都大賞典を勝たせた仕事人。ツヨシはグラスワンダー、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーに次ぐ4着という有馬記念もありました。ルージュの担当として成長の手助けをし、5歳秋で素質を開花させたあたりに縁の下の力を感じます。

 愛情をたっぷりと注がれたこの馬を、さらに高い領域へと導いているのが横山典J。30日に行われる交流G?・川崎記念で宿敵ヴァーミリアンと対戦しますが「ひょっとしたらって感じもあるんだよ」と目を輝かせていました。名古屋GPの勝利から感じた手応え。「あの時、馬の気持ちがギリギリだったから、うまく持ちこたえていてくれれば」。そのあたり、中西さんなら信頼できるのでは。川崎記念は必見となりそうです。

(関東デイリー・竹下かおり)

2008年01月22日