馬三郎25時

後藤孝男

双子？と間違えるほどそっくりな芦毛２頭に注目

　先日、そっくりな２頭の馬が仲良く馬体を並べて坂路を上がってきた。武市きゅう舎の所属馬で、ともに芦毛の３歳馬だ。

　芦毛といっても灰色に近い色で、顔の形や体の大きさはまさにうり二つ。同じ厩舎服をまとった助手を背に、２頭がピッタリと馬体を併せて来たので、一瞬、双子かと思ってしまったほどだ。

　調べたところによると、１頭はコロナドズクエストを父に持つマコトボムケッチ（２戦０勝、３歳未勝利）。一つ上の兄には現在オープンで活躍しているマコトスパルビエロがいる。もう１頭はフレンチデュピティ産駒のリリークラウン（未出走、３歳新馬）。なんとクロフネのめいである。

　血統的には全く異なるのにこれだけ似ているのは不思議だが、どちらもすばらしい血筋というところは同じ。しっかりとしたバックボーンがある両馬だけに、当然、期待は高まる一方。どちらが早く初勝利をあげるのか、注目したい。

（美浦時計班・後藤孝男）

2008年02月27日