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馬三郎25時

マックイーン産駒のように成長していければ

 あれはまだ競馬を始めて間もないころのこと。メジロマックイーンという芦毛馬が大好きでした。雄大なフットワークで楽々と先頭に立ち、悠々とゴールを駆け抜けて行く。そこにはメジロライアンのような荒々しさも、トウカイテイオーのような華麗さもない。ただただ強い馬。ドラマ性においては前出2頭に遠く及ばないけれど、その安定感は馬券を買う側にとって実に頼もしい存在でした。

 そのマックイーンを菊花賞制覇に導いた内田浩一騎手が20日付で引退。16日阪神での騎乗がラストとなりました。それを知っていたかのように、その日の中山10Rでホクトスルタン、11R中山牝馬Sでヤマニンメルベイユと連続して産駒が勝利。驚いたのはそのタイミングだけではなく、血の成長力です。父がそうであったように年齢とともに少しずつ上昇カーブを描いて行く姿には、SS系や外国産馬とは異質の重厚さを感じます。

 また中山牝馬Sで2番人気で15着に敗れたレインダンスの宮師はレース後、「お姉ちゃんのレンドフェリーチェもそうだったけど、いまの時期のボコボコした馬場が合わないのかも。嫌気が差して走るのをやめていたからね」と姉妹の共通点を挙げていました。

 ダンスオールナイトは母ダンスパートナーと頭の高さがそっくり。2着に追い込んだマイネカンナの瞬発力は、父アグネスタキオンの走りをほうふつとさせました。競馬歴とともに馬柱には、父母とも現役時代を知っている馬が増えていきます。その知識を馬券ゲットへとつなげなければ…。メジロマックイーン産駒のようにゆっくりとした上昇カーブを、描いていきたいものです。

(関東デイリー・竹下かおり)

2008年03月18日