馬三郎25時

安川時男

スプリングソングは小倉出張時の宝物

　今週はＧ?もなく、つかの間の２場所開催。担当厩舎の出走馬も少なく、なんとも寂しい気持ちで中山競馬場に来た。そんな中、土曜の馬三郎紙面でスプリングソング（阪神７Ｒ）の名前を見つけた。この馬は今年の小倉出張時の「宝物」だ。「ちょっとモノが違う感じだね。いずれ重賞を取れる馬だよ」と新馬戦に騎乗した中舘騎手が大絶賛したほどの逸材。
　
さっそく鶴留厩舎担当の堀尾記者に確認の電話を入れてみた。「フレグモーネでひと息入って、正直もうひと追いほしいのは確かですが、相手関係は楽ですからね。栗東では盛り上がっていますよ」と手応えありの様子。

　「決まった！勝負だ」と、オッズも見ずに単勝馬券をごっそり購入。レースはハナ差の接戦をものにし、「よし！」と思ったが、なんと２・５倍しかつかないではないか。微々たる儲けに終わったが、デビューからの２連勝にまずは満足。一とん挫明け、距離延長、坂のあるコースと不利な条件をはねのけたのは立派だ。若干、距離の融通性を見せるようになったサクラバクシンオー産駒で、これからのマイル路線での主役になって行くだろう。ぜひともたくさんの人に覚えておいてもらいたい。
（美浦想定班　安川時男）

2008年04月06日