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混戦は新時代の始まり!
僕が競馬担当になったころ、種牡馬リーディングの首位はノーザンテーストだった。全盛期を過ぎていたとはいえ、産駒は勝負根性とたくましさを見せ、どの重賞をもにぎわせていた。
新しいものに対する、感覚の鈍さ。日常に慣れきっているレベルの低さもあって、当時の自分に種牡馬の影響力を真剣に考える余裕はなかった。が、トニービン、ブライアンズタイムの産駒が2年続けて新種牡馬としてダービーを制覇すると、日本の競馬が過渡期にあることを猛烈に感じた。伝統と重みに占められた大舞台が、新しい力によって一気に制圧されてしまう。粗削りで、懐の深い走りで他を圧倒するトニービン。立木を倒すような勢いで、持続力あるラップで勝負するブライアンズタイム。新種牡馬2頭の送り込むインパクトあふれる産駒の強さに、レースの質そのものも変化していった。
“3年目”に現れたサンデーサイレンスの産駒については、説明不要だろう。前出2頭の強さの表現とは違う、強烈な切れ味。表裏一体の怖さを持つ鋭敏な気性を生かすために、緩やかな流れがレースの定番になった。いつしか“弾(はじ)ける”“ためる”という言葉が使われるようになった。
今春の牡牝のクラシック戦線は、その血を父母から受けた産駒と、その影響を受けていない精鋭がぶつかり合う。当然、レースのぺースに変化が増え、上がりタイムも不安定。戸惑いが産み出す混戦はしかし、新時代の始まりに違いない。線以上に点にこだわる。それもまた、楽しい作業ではないか。
(関西デイリー・藤村和彦)
2008年04月08日
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