馬三郎25時

藤田浩貴

厩舎関係者からの僕の「アダ名」は…

　栗東時計班から想定班に異動し約３カ月。ようやく仕事にも慣れ、取材にも熱が入ってきた。ただ、トレセン内では筆者のイメージが良からぬ方向に進んでいるのだ…。

　田中章厩舎の武助手には「オカマくん」とからかわれ、坂口大師には会うたびに「女の子みたいだね」と言われる。さらには、担当の荒川厩舎スタッフからは「宅くん」の愛称で呼ばれている。由来は、昔よくテレビに出ていたオタク評論家？の「宅八郎」だ。どうやら、筆者の髪の長い風ぼうが連想させるようだが、女の子と宅八郎ではかなり差がある気もする。その他にも歌舞伎の女形やら、いろいろ言われているようだが、人の見方は本当に千差万別だ。

　全くもって心外なので髪を切ろうと思ったが、ほとんどの人が「そのキャラを活かした方がいい」と言うのだ。うまく誘導されている気もする…。ただ、これから夏になり、さすがにウザったく感じるので、切るタイミングを見計らっている。その後は見た目だけではなく、また違った一面を見せて厩舎の輪の中に入っていくつもりだ。

　誤解を与えると困るので最後に言っておくが、男っぽくはないが、決して男は好きではない！
（栗東想定班・藤田　浩貴）

2008年04月27日