馬三郎25時

大沼博之

福島の借りは新潟で！と思うが…今週は東京で勝負！！

　今年は３週間の短期決戦となった春の福島開催。まさしく「あっ」という間に終わった。今年も本紙予想をやらせてもらったが、大したヒットもなくお役に立てなかったと反省をしてる次第だ。何しろ、16頭立てのしんがり人気馬が２度も普通に勝ってしまう競馬場（いずれも二本柳厩舎＆丸田騎手コンビ）…いつにも増して「難しかった」というのが本音だ。

　そんな中で一番の収穫は、初日の３歳未勝利戦を勝ったウォータクティクスを生で見られたこと。11月の新馬戦３着以来５カ月ぶりのレースだったが、２着馬に２秒１もの大差をつける大楽勝。鞍上の中舘騎手をして「１度も追わず大差にちぎったのは、騎手生活で初めて。昨秋、自分が乗って新馬戦をレコード勝ちしたサクセスブロッケン（現在３戦３勝）よりモノは上」と言わしめたほど。今後の活躍に注目だ。

　さて、今週からは春の新潟競馬がスタート。福島の借りはこの新潟で…と気を引き締めている。お薦めは、水曜の北馬場で“極秘情報？”をこっそり仕入れてきた栗田厩舎の２頭だ。

　まずは、土曜の東京10Ｒ・金峰山特別のヒカルダイヤモンド。今週は手応え抜群に軽快な動きを披露している。栗田師は「先週除外されて１週延びたが、結果的には良かったね」と満足そうな表情を浮かべていた。

　もう１頭は、日曜の東京11Ｒ・スイートピーＳのアルダントヌイ。「２連勝の内容がいいし、競馬で掛からないから距離も心配はない。先週は芝に入れての走りも良かったし、本当にこちらの思惑通りに来ている」と言葉を弾ませていた。

　正直、力関係がはっきりしない新潟よりも、今週の勝負馬券は東京だ！

（美浦時計班・大沼博之）

2008年05月01日