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馬三郎25時

父の資質を受け継ぐ産駒に感じる楽しさ

 NHKマイルCは1番人気のディープスカイが勝ちました。栗毛の馬体から繰り出されるその瞬発力は、父アグネスタキオンを彷彿(ほうふつ)とさせるもの。跳びが大きいだけに道悪は割引と考えて本命にしませんでしたが、いまも最強馬と信じて疑わないタキオン信者の私としては、納得のいくレースでした。

 2着ブラックシェルの父クロフネは、タキオンと同期生。2頭は現役時代、ラジオたんぱ杯3歳S(現ラジオNIKKEI杯2歳S)で一度だけ直接対決していますが、このときは1着タキオン、3着クロフネという結果でした。2着はジャングルポケット。牝馬クラシックを除く翌春の3歳G?は、この3頭がそれぞれ頂点に立っています。夏からは晩成型だったマンハッタンカフェが成長力を見せ菊花賞、そして有馬記念も制覇。現在は種牡馬として大成功を収めている馬ばかりで、改めてこの世代のレベルの高さを思いしらされます。

 前出4頭はすべて、現役時代にトレセンで取材した馬ばかり。その子どもたちの戦いをこうやって見られることは、本当に楽しいことです。父の資質を子がどう受け継いでいるのか―。不良馬場の弥生賞で圧勝しているタキオンのことを思えば、ディープスカイを道悪で割り引く必要はなかったかもしれません…。

 今週はヴィクトリアマイル。ダイワスカーレットの名前がないのは残念ですが、それでも好メンバーがそろいました。ウオッカをはじめとする強い4歳世代を相手に、ほかの世代がどう戦うのか。まだ本命は決めかねていますが、18頭がどんなレースを見せてくれるのか、いまからワクワクしています。

 (関東デイリー・竹下かおり)

2008年05月13日