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馬三郎25時

競馬も大相撲も“頑張れニッポン”

 先日、初めて両国国技館へ出向いて生で大相撲を観戦した。非常に楽しみにしていた、その期待を裏切ることなく、1つ1つの取り組みに熱が入った。その場でビールを片手にパンフレットを読んでいると、思っていた以上に海外出身の力士が多いことに驚いた。
 朝青龍、白鵬の両横綱を筆頭に、5月場所を優勝した琴欧州や関脇の安馬。あまり相撲に詳しくない記者でもこのクラスは知っていた。しかし幕内の取り組みが始まってから、海外出身の力士が頻繁に出てくる。そこで数えてみると全部で16人。総勢が42人だから、実に3分の1以上の数だ。
 競馬に置き換えるとどうなるかを考えてみた。00年から天皇賞が外国産馬に開放され、G?への出走制限は緩和されている。今週のダービーは01年から外国産馬の出走が可能になり、これまで6頭が出走。02年シンボリクリスエスが2着の成績を収めている。開放当初の厳しい制限が影響して総頭数は少ないものの、今は7頭まで出走できるようになった。今年の出走予定馬はエーシンフォワードだけだが、近い将来にダービー馬が誕生し、そしてのちのちは、外国馬が祭典を制しても不思議ではない。
 観戦当日の結びの一番は朝青龍と安馬の対戦。手に汗を握る熱戦で大いに興奮した。ただその場に日本人力士の姿はなく、寂しく思ったのも事実だ。強い者が勝つのが勝負の世界。海外出身力士や外国産馬、外国馬にも数え切れないドラマはある。ただやはり日本人力士、日本馬のより一層の頑張りを期待したい。土俵を眺めながら、そう思う自分がいた。
 (東京デイリー・小林正明)

2008年05月27日