馬三郎25時

指折り数えて待ちわびる函館出張

　今週から夏競馬に突入。いつも元気がないゲンちゃんこと工藤、若者らしからぬでっぷりとした腹の持ち主である澤田、７時になると酒席を立ち上がり雄弁になる石渡と３人の記者が函館に向かった。

　澤田の担当厩舎がまるまる自分に回ってきたため、もうヘロヘロになるくらい忙しく、４合ほどの酒しか入っていないくせに睡魔に襲われる始末だ。数年前ならどうってことなかったことなのだが、今ではずっしりとした重さがのしかかる。若い連中からジジイ呼ばわりされるのも仕方がないのか。一歩ずつ鶴谷大先輩の域に近づいていることを実感する。

　当然のことなのだが、ローカル開催になると競馬場勤務の人数が限られてくる。来週は福島に出張する予定だが、今週は美浦に残って雑務をこなすかたわら、テレビで観戦している。海がのぞめる函館競馬を見ていると、２カ月先の函館出張が待ち遠しくてしようがない。ハードな美浦での勤務もあと７週。指折り数えてカウントダウンする自分がここにいる。

（美浦想定班・安川時男）

2008年06月22日