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馬三郎25時

工藤修

函館を知り尽くしたキクリンの手綱さばきに注目

 昨年は2日しか滞在しなかったので、本格的な函館出張は実に4年ぶりになる。大好きな温泉に格安で入り放題という素晴らしさは相変わらずで、北海道ならではの潮の香りも以前と何ら変わりはない。

 しかし、行く先々での印象には違和感を覚えることが多い。「この街はこんなにも変わってしまったのか…」。恐らく、最後に滞在した当時とはさほど変わっていないだろうが、ふた昔前の昭和からずっと続けて出張してきただけに、そのころの外観を思い出してしまうからなのかもしれない。それに何より、以前の活気が感じられないのが寂しい。

 同じようなことが、古くからこの地になじみのある関係者からも聞かれた。菊沢騎手もその一人。「店が移ったりなくなったりで変わったよね」と言うキクリン(菊沢騎手の愛称)も、数年のブランクはあるものの新人騎手当時からこの地にずっと遠征している。

 そのキクリンは先週の日曜11R、人気薄のフレアリングベスト(9番人気)を2着に持ってきて波乱を演出した。「コースもこの地での流れも、自然と染みついているからね」。毎年参戦するからこその秘けつがあるということを話してくれた。

 ヘッドワークが利く冷静な騎乗ぶりですっかりベテランの域に達した菊沢騎手。この夏の北海道開催でさらなる活躍が見られそうだ。

(美浦想定班・工藤 修)

2008年06月27日

著者紹介

工藤修

工藤修

美浦想定班。身に覚えのある5年生存率77%というデータを常に頭の隅におきながらも、節制生活ができず日夜おびえている快楽主義者。予言らしき言葉を発すると、それに反して真逆なことが起きることで定評。神奈川県出身、B型。