馬三郎25時

梶尊佳

自信の予想が暑気払いになれば

　トレセン夏バージョン…にぎやかだった馬三郎・栗東事務所が急に寂しくなった。函館ではすでに堀尾、浜口、赤木記者が奮闘しているが、今週からは安里、吉田記者が小倉へ、札幌へは城谷記者らが旅立ったからだ。　しかし、「寂しい」などと悠長なことを言ってはいられない。この時季は函館、札幌、小倉、さらにここ栗東と記者が分散するため、限られた人数で仕事をこなしていかなければならない。
　
　厳しい現実は毎年経験済みだが、とても「もう慣れてしまったなあ」などと言える仕事量ではない。時間に追われるのはもちろんのこと、午後の厩舎取材は炎天下のもとであちこち動き回るので、気力が続かないこともしばしば。

　「地獄の日々」…ベテラン記者がこう思うのだから、キャリアの浅い藤田、上田記者らにはしばらく「試練の日々」が続きそうだ。そこは何とかヤングパワーで乗り切ってもらいたい。

　暑い夏を辛抱強く乗り切らなければならないのは、人間だけではない。競走馬もしかり。毎年、熱戦が繰り広げられている夏の小倉競馬。日曜の自信作（？）予想は１Ｒセキサンダンスイン、５Ｒヤッパリグランプリ、６Ｒインダストリアル、７Ｒドリームドリーマー。あと新潟競馬では10Ｒクラウンプリンセス、11Ｒカノヤザクラの橋口勢２騎だ。この６頭で暑気払いになれば…。

（栗東想定班・梶　尊佳）

2008年07月19日