馬三郎25時

坂本卓也

馬運車の中の気持ちが少し分かる気が…

　７月30、31日の美浦トレセンは、まるで函館にいるのかと勘違いするくらい昼間でも涼しく、清々しい気分で取材をすることができた。ただ、明日８月１日も午前５時から取材をして、10時に美浦支局へ戻って日曜版の紙面作りをした後、そのまま休む間もなく新潟へ移動するかと思うと今から少し気が重い。

　「移動中、寝てればいいじゃん」と思うだろうが、悲しいかな筆者は新幹線の中では寝れない性分。トンネル内での気圧の変化による“キーン”という耳鳴りと、寒いくらい効き過ぎているエアコンに耐えて、ただひたすらじっと座っているありさま。そんな時、馬運車内でじっと立っている馬たちの気持ちが、少しだけ分かるような気がした。

　以前、ダイワメジャーが宝塚記念出走のために関西へ移動しているとき、馬運車内で顔にエアコンの風が当たり通しで、阪神競馬場に到着したころには馬がげっそりしていて、馬体も大きくガレてしまったという話を思い出す。移動さえなければ、新潟は“第２のふるさと”と言っていいほどいいところなんだけどなぁ?。

　紙面上で推奨した土曜・新潟３Ｒのドリームブレイドのほかにも、５Ｒのブラックファルコン、７Ｒのヒシシャトル、８Ｒのトウカイカントリー、９Ｒのプリマフォルツァ、日曜・新潟７Ｒのスイートコルドバ、11Ｒのダイワマックワンが勝負態勢。いい情報をゲットできたので、帰りのカバンは新潟土産でいっぱいになっていることだろう。

（美浦想定班・坂本卓也）

2008年07月31日