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馬三郎25時

騎乗過多は集中力減…夏バテジョッキーに注意

 夏真っ盛りである。今年は特に、例年より暑い。夏バテとまでは言わなくても、仕事上でフットワークが鈍りやすい時季だろう。これはジョッキーとて同じこと。レース後の表情にも、暑さによる疲労が色濃く見える騎手は少なくない。

 競馬開催日は朝から夕方まで12レースが行われる。人気騎手になれば当然、それなりの騎乗数をこなさなくてはならない。あるジョッキーはこういう。

 「僕にとってちょうどいい騎乗数は1日8鞍。正直、それ以上になると体も疲れて集中力が途切れやすい」。これが現実。今年は新人の三浦皇成騎手が4月20日の福島競馬で全12鞍に騎乗し、話題になった。だが「多分、本人の中でも集中力を欠いたレースが絶対あったはず」とは前出ジョッキーの分析。人間である以上、これは仕方がない。

 「前半のレースで走らない馬に乗ると、特に疲れがたまる。強い馬なら勝手に進んで行くから疲れない。とはいえ、賞金の出る8着以内が狙えれば、弱い馬でも最後まで必死に追う。15着とかならあきらめることも可能なんですけど」

 時折、G?開催日に一流ジョッキーが“1日3鞍”など騎乗数を極力絞っているケースが見受けられる。大概、こういうケースは勝負がかっているものだ。

 このようなことを、予想のファクターに取り入れているファンは結構多いかもしれない。さらに、前出ジョッキーはこう続けた。

 「走らない馬が8着前後の争いをするケース。これが続くと体は本当にしんどい。特に夏場は後半に疲れがドッと出る」。あくまで意見のひとつだが、参考にしてみると予想の幅が意外と広がるかもしれない。

(東京デイリー・豊島俊介)

2008年08月19日