馬三郎25時

紺谷和彦

大きな可能性を秘めた夏の上がり馬に注目

　先月、31日は母親の命日にあたり、休みをもらって朝から墓参りに行き、草むしりや墓石の掃除など、ひと汗流した。

　午後からは気持ちも新たに？競馬に参戦。しかし、結果は…。新潟記念は１番人気のダイシングロウにだまされ、キーンランドＣでは最低人気のタニノマティーニの激走、小倉メーンの平尾台特別では痛恨の相手抜けと散々だった。

　墓参りの帰りにギャンブルに行くなんて『バチがあたったか』とも思ったが、休みだからといって参加しなければ勘が鈍るというもの。今週からの秋競馬に向けて気合を入れ直したい。

　阪神の月曜メーンは朝日ＣＣが行われる。毎年このレースになると思い出すのが92年の優勝馬レットイットビーだ。当時はまだ条件クラスを勝ち上がったばかりのいわゆる夏の上がり馬だった。素質は重賞でも十分やれると単勝をガッツリ買い込んで勝負した。直接、競馬で見たあの末脚は今でも目に焼きついている。ただ、その後は故障に泣き満足な競走生活を送れなかったのが残念だった。

　今年は未勝利から３連勝中のオウケンブルースリが秋競馬を盛り上げてくれそうだ。次走は神戸新聞杯を予定しているが、春の勢力図を一気に塗り替える可能性を持ったスター候補だと思っている。

（編集部・紺谷和彦）

2008年09月08日