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馬三郎25時

安里真一

知床の大自然で澄み切った心に

 開催が変わって今週から2回札幌競馬。小倉から続いている約3カ月の出張も、いよいよ最後の開催となった。

 今年の出張は自分でも不思議なのだが、夜の街へ繰り出すよりも、どこか遠くへ旅をしたくなる衝動に駆られている。同い年の堀尾TMも函館滞在時には青森県の大間や北海道・奥尻島に出掛けたとのこと。もしかすると“人生の思い出作り”の時期に入っているのかもしれない。

 先週は日曜の競馬が終わるとすぐに知床方面に車を走らせてみた。初日の夜に立ち寄った旭川。飛び込みで入ったスナックは「生活苦だから年中無休」と悲壮感たっぷりのママが一人で切り盛り。お経のようなトーク、店内のいたるところに置いてある招き猫が妙に悲しかった。

 笑顔が消えた旅のスタートとなったが、それでも世界自然遺産・知床は暖かく迎え入れてくれた。知床五湖や知床連山、知床峠に数々の滝。そして、野生のエゾシカたち。延々と続く大自然に囲まれると、自分がどれだけちっぽけな人間かと感じさせられ、25年物の道産娘ボトルの紛失、メールの返信をよこさないススキノお姉ちゃんや飲み会の素人娘たち、パネル指名と実物のギャップの大きさなど、すべてを許してやろうと寛大な気持ちになった。

 大自然ですべてを真っさらにして、澄み切った心で臨む今週の3日間競馬。なんだか大もうけできそうな気がしてならない。

(栗東想定班 安里真一)

2008年09月11日

著者紹介

安里真一

安里真一

1972年2月27日、大阪府出身。B型。栗東想定班。休日返上で意味もなく調教スタンドをうろつく“トレセン命”の男。もちろん裏付けがあるからこそだが、予想は3分、馬券は1分というひらめきで勝負するタイプ。